どまんなか

はやしくんと宇宙Sixのこと

舞台『アンダースタディ』を観てきました

 

9月1日から9月11日までの11日間(休演日を抜いて10日間)

銀座は博品館劇場にて『アンダースタディ』という舞台の幕が上がっていました。

 

新ジュニア情報局の林くん名義、ついに仕事をする日がやってきた!と思い蓋を開けてみたら全滅。そして半端じゃない倍率。途方にくれる中で優しく素敵なお友達(と、勝手ながら呼ばせて頂きます‥)に恵まれ、4公演も観させて頂けることに。本当にありがとうございました。

 

夏が始まる前に好きになった林くんの初めての外部舞台にして、わたしの初めての林くん現場でもありました。

ずっとずっと映像の中の彼だけを見て、その映像の中だけでもとてつもなく大きくていろんな感情をくれる林くんが演じ踊る姿を、この目で見られたら、わたしどうなっちゃうんだろうって気持ちでいっぱいだったし、9月1日も結局寝られなくって深夜3時頃までツイートしてたくらい一年分のそわそわをかき集めたような気持ちだったし、何よりこのタイミングでそんな林くんを観られることが嬉しくてたまらなかった。

 

さていまこれを書いているのは9月21日なんですが、一体いつ公開できるんでしょうか(追記:11月4日になってしまいましたね)

 

物語の内容と自分の見た林くんを混ぜ込んでお話するかと思うので、感情やら書き方やらあっちゃこっちゃいってしまうかと思いますが、お手柔らかに。セリフなどもニュアンスとして捉えて頂ければ‥。

ただただ残しておきたいんです、この気持ちを。

 

さっそく本題に入ります。

まず、この舞台の名前にもなっている『アンダースタディ』の意味について。

 

【アンダースタディ】主要な役を演じる俳優の不慮の事故にそなえて、その役を稽古して公演期間中待機している控えの俳優。初めから稽古に参加しており、急場の代役ではない。

 

物語のあらすじとしては、ミュージカル劇『薄暮の虎』に出演する主役のミラクル、ヒロインのミライ、脇役のオオツ、キムラのアンダースタディをシュン(林)、ダイキ(高田)、コータ(仲田)が務め、3人がアンダースタディとして共に切磋琢磨しお互いの気持ちと気持ちの距離を埋めていく中で、主役のミラクルが怪我で降板が決まり、ミラクルのアンダースタディを務めていたシュンが急遽主役に抜擢。3人それぞれ様々な感情を抱えながら本番当日を迎え‥‥というお話です。とってもざっくり。

 

 

開演のブザーがなり、後ろで鳴る"Mister H"(のちにこの曲が宮川さんが林くんにあてた曲だということを知る)のイントロ。照明が落ちて、もう一度舞台に光がさした所に目をやると、アンダースタディのシュン、ダイキ、コータが。

僕を見て!と言わんばかりに一身に照明と音楽を浴びて、身体全体でリズムをとって、長い手足を羽みたいに伸ばして、きらっきらの瞳に光をたくさん蓄えて真っ直ぐ前を見て踊るシュン、もとい林くんの姿にもう最初から涙が止まりませんでした。

ああ、ずっとこれが見たかったんだ、わたしは。って。

 

このシーンは、『薄暮の虎』演出助手である南郷さんがシュン、ダイキ、コータの3人のためにあて、物語の一部に組みこもうとしていたダンスシーン。出演者からの評判も上々で実際に組み込まれようという時に、演出家の柿崎からの一言を浴びた3人の表情が忘れられない。

『アンダースタディは本役が降板した時にしか舞台に立てるチャンスはない』

 

 シュン・ダイキ・コータ

林くん演じるシュンは、お調子者で空気が読めない、自由奔放に発言したり空回ったり、だけど本当は心に熱いものを持っていて、自分なりの芯を持っていて、いつでもニコニコ走り回ってみんなのことが大好きで、結局誰もシュンを憎めない。そんな役どころでした。

劇中とは言え、まさか山本くん以外で自分のことを名前で、しかも"ちゃん"付けで呼ぶ26歳を見れるとは思いませんでした。しかもそれが自担だなんてどんなご褒美

 

冷静で物事を俯瞰から見て判断ができるお兄さん気質な反面、ピュアで口下手で自分よりも誰かのことを常に考えて行動できるダイキを高田くん、

思ったことは口に出して感情がすぐ顔に出て、合う人合わない人がはっきりわかれそうな性格だけど、芝居に対してのプライドとポリシーがしっかりとあって、人の気持ちも汲み取れる男気溢れるコータを仲田くんが演じて、それぞれの役どころにぴたっとハマって見えた時はすごく面白かったし、役に入り込んで楽しんで演じている3人は見ていて誇らしかった。

 

シュンとコータ

シュンとコータの細々とした絡みが同年代男子のそれを映してるようで、ちょっとズレていて本当に可愛くて‥‥

シーッてしながら脇腹つつきあったり、耳元にシュッて息を吹きかけたり(吹きかけられたコータは何だよwとか言いつつめちゃくちゃ嬉しそうだし)シュンちゃんお得意の折れた〜!(指を折るフリ)もコータが戻してあげて治った〜〜!って2人でニコニコする所までがシュンコタ劇場だし、しまいには喧嘩の仲直りにお互いの片手を合わせてハートマークをつくるんですよ?わたしはなんてユートピアに紛れ込んでしまったのかな‥?

お互いに感情を表に出しやすいシュンとコータが舞台に対する想いを熱くぶつけ合うシーンは、長くジュニアの経験を積んだ2人だからこそ説得力があったようにも感じたし、お互いがお互いを信頼しているからこその本音のぶつけ合いが見ていて心地よかった。

シュンコタシンメがいたら軽率に推してしまうかもしれない。

 

シュンとダイキ

シュンとダイキの関係性で切っても切り離せなかったのが、ミラクルとミライちゃんとの四角関係。(めんどくさすぎてわたしがミライちゃんだったらコータと付き合いたかった)

舞台が終わるまでは本役であるミライちゃんや他の出演者に迷惑をかけまいと自分の気持ちを封印しようとするダイキと、舞台が終わってしまったら蓋を開けたら何も残っていなかったら後悔するでしょう?それならいま動かないでどうするの!のシュン。職権乱用とばかりに押せ押せべったりなミラクル。

 

自分に気があると分かっていながらも最後まで自分の信念を曲げずに気持ちを押し殺して、しまいにはシュンが本番を頑張れるならとミライちゃんはシュンに気があるぞ!と嘯きシュンを鼓舞するダイキさん。

ミライちゃんとどうなったのかなあ。シュンちゃんはこちらで引き取るので、是非あの2人の続編も欲しいです、宮川先生。

ダイキさんが地元の土手から見た花火大会に思いを馳せるシーンとセリフは圧巻でした。とても好きなシーンのひとつ。

最後に、好きな人と見られたらいいな‥と呟くダイキさんに博品館劇場にいた女性たちが胸キュン必至だったので、ダイキさんもとい高田くん胸キュンスカッとでよう?(趣旨が変わってきた)

 

最後までこの舞台の成功を一心に祈って、自分に出来ることなら身も心も粉にしてまで全力を尽くす、そんなプロフェッショナルなダイキを演じた高田くん自身からも、ダイキと同様熱いものを感じられて苦しさも清々しさもあった。

 

ユニコーンシュンちゃん

かわいい ユニコーン かわいい カピバラ かわいい おしり かわいい かわいい かわいい

 

"7場"

ミラクルの降板が決まってからのリズムに乗りながらセリフを回していく"7場"と呼ばれている場面が、とてもテンポが良くて笑いも交えながら本番までの時間が流れていく様子を追えたのがすごく面白かった。

恩田マネージャーがミラクルの足に落ちた平台を装飾して簡易賽銭箱を取り付けて平台様平台様と平台に向かって三つ指を立てて崇め奉るシーンが大好きだった。

何よりあのテンポよく流れるリズムの中に、主役に抜擢されたシュンの顔つきや、舞台に立たないダイキとコータの気持ちの変化が盛り込まれていたのがラストシーンに向かっていく空気を盛り上げていてわくわくした。

 

『シュン、君はすごくいい。センスもいい。ただひとつ、足りないものがあるとしたら"主役としての傲慢さ"が足りない。』

そう言われたシュンの表情が、2回目の8日に観劇した時に初日から深みが増していることにびっくり、そして感嘆の声が出ました。

悔しさも不甲斐なさも、負けたくないって気持ちも、眉の顰め方や目の奥にある不安な色、噛み締めた唇とか‥表情はもちろん、握った拳、強張った肩、目にかかる前髪とか林くんの身体の全てから滲み出ていて、その様子のひとつひとつを取り零したくなくて、林くんを見つめるのに必死でした。

 

 

薄暮の虎本番

ダイキとコータからの激励で立った舞台の上で長い薙刀を構えるシュンは今までと全く違った覚悟に満ちた顔立ちと真っ直ぐに見据えた目をして放った台詞、本当にかっこよかった。

 

『広がる荒野を股にかけ、勇猛果敢に時を超え

 手事のように長い柄、一振りの薙刀だけで世界を繋ぐ

 天上天下 唯我独尊

 もたらす福音に民は打ち震え

 もたらす光明が安息の地をつくる

 虎を薙ぎ払いしその技は

 長さ五寸に祈りをこめは

 白雲石のようで苦灰足にあらず

 琥珀のようで辰砂にあらず

 ただのひとつの虎の牙 一撃必殺の風になれ

 細工は流流 仕上げを御覧じろ

 覚悟はいいか せいや!』

 

 

この長台詞を毎公演(わたしが入れたのは4公演のみですが)ひとつひとつの言葉を丁寧にずっしりとした重みを持って発していたシュンに、かっこいいやら素晴らしいやら成長したなあやらいろんな気持ちをぐっと持たされたようで、悔しくて嬉しかった。

けど、衣装が凄まじくトンチキだった。(詳細はアンダースタディレポを御覧ください)

 

ラストシーンがまたオープニングと同様、ダンスシーンだったのもすごく良かった。

毎公演ラストのダンスにありったけの気持ちをこちらにぶつけてくれるように気持ちがして、受け止めようと必死だった。受け止められたかな、舞台の上には毎回新しい林くんがいて、ど新規林担のわたしには贅沢すぎるくらい、幸せな舞台でした。新しい世界を見せてくれてありがとう、林くん。

 

このアンダースタディのシュン、ダイキ、コータの役をジャニーズJr.である林くん、高田くん、仲田くんの3人が演じるということがより深みとか現実味を増していて、観る前までは正直この舞台を観るのが少し怖い部分もありました。きっと本人たちが何度も経験してきたであろうことを、たとえ役に入り込んだ状態だとしてもどこかで姿が重なるのが見えてしまうのが

怖かった。結局、最終的にそんなの自分のエゴでしかなかったんだけどね。

逆に、舞台を観終わった頃には自然と重なる彼ら3人の姿が本当に素晴らしく誇らしかったし、何よりこれからもずっと応援していきたいって気持ちを強く持てたの。

目に見えない、手が届くかもわからない何かを追いかける姿ってかっこいいな、そんな人たちを好きになれて幸せだなって。

 

 

6月頃に林くんの魅力に気づいてからというもの(遅い)(バカッ)、ずっとずっと燻ってた気持ちもパーーーーン!と音を立てるように破裂して、毎日新しい林くんがそこにいて、自分で自分を超えていく彼を見られたことが本当に幸せで、これからも出来る限り近くで一番に応援していきたいと林くんの自信に満ち溢れた表情と真っ直ぐな目を見て思えて、ようやく林担を名乗ることが出来たのもアンダースタディのおかげ。

磨き上げてきたものが一気に彼のものになっていく瞬間をこの目で見られたこと、ずっと忘れないし、誇りに思います。

 

9月1日は林くん記念日。

これからも舞台で輝く林くんを見続けられますように。